ナンバーガール再結成にて君をおもう
2019年夏、ナンバーガールが再結成した。
ナンバーガールが再結成した。
大事なことなので二度言ってみた。
うれしい。
うれしくて何度も向井の声明文を読んでしまった。
今やSNSでしかつながってない友達にもこれを機にここぞとばかりに連絡した。連絡来た。
相変わらず元気そうでよかった。
日本にいない友達にも連絡した。
とっくに知っていた。
インターネットすげえ。
連絡したくてもできない人もいる。
どこかで再結成を聞いて、喜んでいるのか、懐かしい気持ちになっているのか、興味自体薄れて知らないのか、よく分からない。
元気だったらいいなと思う。
時をさかのぼる。
ナンバーガールが活動していた頃は、そんなに有名でもなかったように思う(※個人の感想です)
音楽好きな人なら知ってるかな?
興味ない人は全く知らなかった。
同じクラスの人に
「今日ナンバーガールのアルバム買いに行く」
と言ったら
「洋楽?」
とか
「それってベッカムの奥さんのグループでしょ?!」
とか、返ってきた。
自分が好きな話ができないって寂しい。
新しい居場所を探したつもりでもないけど、ひとりでライブを見に行くようになった。ライブに行ったら、当たり前だけど、ナンバーガールが好きな人がたくさんいた。ぎゅうぎゅうで蒸し暑いライブハウスにいっぱい。
そこで仲良くなった人たちがいた。
今思うと、人見知りで挙動不審なのに、よく親しくなれたものだなあと感心する。
学生の人も働いている人もいた。同じくらいの人も、年上の人もいた。
みんなナンバーガールが好きだった。
共通するのはそれだけなのに、一緒にいると時間があっという間に過ぎて、話したいことは少しもなくならなかった。
ナンバーガール解散は、純粋に、好きなバンド終了のお知らせだけではなくて、その楽しいこと全てが終了の合図だった。
辛かった。
あまりにも辛くて、つい数年前まで、ラストライブの札幌のCDを最後まで聴いたことなかった。
最後の曲の寸前、「アヒト!」と叫ぶ女の人の声が入っている。
あの人は再結成のニュースを聞いただろうか。
喜んだかな?懐かしいと思ったかな?
興味なくなって知らないままかな?
元気でいてくれたらいいなと思う。